夜に晴れる

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バスケットコートは広すぎて、
私の心は狭すぎる。

片付けられるのを待っている、
古びたボールが私を睨む。

私の心はあのボール。
みんなの心はあのコート。

歩み寄るなど不可能で、
癒やし合うなど無意味なの。

孤独とはなにかを知りたくて、
みんなと一緒にいるだけだ。

私の心はあのボール。
みんなの心はあのコート。

夜が私を待っている。
片付けられるのを待つように。

朝は私を切り捨てる。
みんなの大きな心のように。